ブログ久しぶりの観光協会スタッフnoburinです。
突然ですがみなさん、池田町で現在、ダム工事が進められてることをご存じですか?
池田町民(とダムファン)には周知の事実ですよね(^_^)
でも・・・その工事現場を✨見学✨できることは、なかなか知られてないんじゃないでしょうか。
今回は、観光協会局長と共に参加してきた足羽川ダム工事見学会の様子をお伝えします!
工事現場の見学ツアーをアテンドしてくださるのは、国土交通省・近畿地方整備局・足羽川ダム工事事務所の職員さんたち。
まず最初に、足羽川ダムの建設計画やその効果を説明してくれました。
足羽川ダムは、平常時は水を貯めず、川の水をそのまま流す流水型ダム。
大雨の時だけ一時的に水を貯めて、下流の洪水被害を軽減する役割を担います。
災害が比較的少ないと言われる福井でも、平成16年の福井豪雨では足羽川の堤防が決壊し、死者・行方不明者が5名、浸水家屋13,000戸以上という大災害になったそうです。
その時、私はまだ福井に移住してきてなかったのですが、何人かから浸水の生々しい体験談を聞いています。
「100年に一度の大雨」「見稀有の大災害」が珍しくなくなっている現代、備えの重要性は実感させられました。
お次は場所を移動して、県道の付け替え工事の現場へ。
県道34号線の一部はダムの貯水範囲となっているため、高い位置に付け替えることが必要となります。その新しい県道の付け替え工事の現場を見学させていただきました。
最後は、ふたたび車で移動して、水海川導水トンネル工事の現場へ。
水海川流域の水を洪水時に一時的にダムに導水するためのトンネル工事です。
当初、足羽川本流に計画されていたダムですが、水没家屋をできるだけ少なくするため、支流の部子川に変更されたのだそう。
そのままでは集水面積が小さいため、別の支流からも水を集める導水トンネルを作る計画となったそうです。
ツアー後、足羽川ダム事務所の職員の方に、この見学会への思いについて聞いてみました。
「足羽川ダムの建設はもう50年以上前から計画にあがってきましたが、地元の人の抵抗や計画の変更などがあり、着工までに長い年月がかかりました。この地域の人たちが移転を受け入れてくれたからこそ、ダムが建設できる。こうした犠牲があって、安全が保たれるということをもっと下流の人にも知ってもらいたいです」
・・・という熱いお言葉をいただきました。
粂さんには、池田町の観光事業をインフラツーリズムで後押ししたい!という思いもあるそうで、見学時に配られる資料には池田町が発行している観光パンフレットがしっかり同封されていました😊
ダムの完成予定は令和8年。あと7年ほどです。
それまでにぜひ、刻々と変わる工事現場を見学しに来てください!
【足羽川ダム現場見学会についての問い合わせは】
国土交通省 近畿地方整備局 足羽川ダム工事事務所 調査設計課
TEL 0776-27-0642 FAX 0776-27-1355
詳細は https://www.kkr.mlit.go.jp/asuwa/about/index12.php をご覧ください。