ばんこ餅に欠かせない大ヨモギの収穫に潜入〜♪
はじめまして、昨年池田町に移住してきたにっしーです。
32歳、生まれも育ちも田舎です。
5月末、私も大好きな池田町名物について取材してきました!
深い緑色に、不思議な形…これはいったい?
正体は冬の池田名物「ばんこ餅」!
保存食であるばんこ餅は、ヨモギをたっぷり混ぜてついたお餅を、カチカチになるまで縄で吊るして干したものです。穴はそのために空けてあるんですね〜。
なんだか和むフォルム(^^)
手作業で作られているので、ひとつひとつ表情が違っていて愛嬌たっぷり。
焼くととろーり、ヨモギの香りが口いっぱいに。。。
実は最近、発売するとすぐに売り切れてしまうほどの人気なんです。
そんなばんこ餅に欠かせないのが、大ヨモギ。
腰の高さくらいはある大きなヨモギです(@o@)
今回は「ふるさとふれあい道場(そば道場)」の皆さんのヨモギ採りにご一緒させていただきました!
さて、この大ヨモギ。
池田町の山や川沿いに自生しているのですが、
どういうところに生えているかというと・・・
こういうところ( ̄□ ̄!)
獣道をかき分け、かき分けて、ヨモギを収穫します。
歩いていると、バキッ ズボッ !
ベテランさんの背中は小さくなるばかり。
そしてクモの巣にかかるにっしー。
そんなこんなではありますが、
突然の来客にすこし迷惑そうな虫たちを横目に、せっせとヨモギの葉を収穫します。
新芽だけではなく、葉は全て使いますよ〜
茎の上部をつまみ、上から一度しごけば、葉だけが上手に採れると教えてもらいました!
まだ小さいヨモギは残しておきましょう。
作業開始から2時間ほど経過・・・
場所を移動しながら、黙々とヨモギを採ります。
ヨモギ、ヨモギ、ヨモギ・・・
いつもより早起きしたせいか、何だか少しヨモギノイローゼに(*u*;)
※ヨモギ採りは朝7:30から始まりました。
そうこうしている間に、ベテランさんの収穫袋は満杯に!
私との差は歴然。
(袋にけっこう奥行きがあるので少なく見えます←)
3時間ほど収穫したらヨモギを持って道場へ戻ります。
2組に分かれ、手分けして収穫した結果。
こんなにたくさん!
「今年はヨモギが少なかったね〜」
えっ、そうなんですか?
「午後からまた採りに行くから」
そうなんですか?!((@o@;))
それまでにせっせと収穫した葉のチェック。
虫がついていないか、傷んだ葉や他の草が混じっていないかを見ていきます。
もちろん、すべて手作業です。
ヨモギ、ヨモギ、ヨモギ・・・
・・・(*u*)
果てしない、ばんこ餅への道!
こんな風に、幾つもの行程を経てヨモギ以外の不純物を取り除いていきます。
こういった手間ひまが、ばんこ餅の中にギュッとつまっているんですね。美味しいのも納得です(^^)
自然のものをいただいているので数に限りはありますが、冬に池田町へ来たらぜひ大ヨモギたっぷりの「ばんこ餅」と対面してみてくださいね〜!
春が来たようなヨモギの香り、あつあつのお餅とともに口いっぱいに広がります♪