須波阿須疑神社(すわあずきじんじゃ)というちょっと変わった名前の神社の境内奥に、「稲荷の大杉」と呼ばれる巨大な杉の木があるのをご存じですか?
樹齢は千数百年、高さは約40m、幹周りは約10mとも言われる巨大な御神木。
私は池田町の観光協会で働くようになってから何回も見に行っていますが、何回見ても飽きることがなく、いつも圧倒的なパワーを感じるスポットです。
そんな大杉の先に、大杉ほどではないけれどそれなりに立派な「小杉」がある、、、という怪しげな噂を耳にしたのが今年(2019年)の春。
池田生まれの人でもほとんど行ったことがないという「大杉&小杉」の調査に、5月吉日、上司(観光協会局長)と共に行ってまいりました!
案内してくれたのは、須波阿須疑神社の神主である梅田さん。
「かずら橋」や「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」の安全祈願などもしてくださっています。
梅田さんが小さい頃は、神社境内の奥の山にちょくちょく入って、焚き木にする枝を拾ったりしてたんだそう。
でも今は、大杉の奥まで入る人はほとんどおらず、道も危うくなっているということ。
果たしてどんな道が待ち受けているのか・・・ドキドキしながら、3人で出発しました!
大杉までの道は、きちんと整備されていて歩くのも楽ちん。
境内から10分ほどで大杉に到着しました。
さて、ここから先は未知なる世界ですが・・・おっと、いきなり倒木!
僕の前に道はない、僕の後ろに道は出来る・・・
写真では分かりづらいかもしれませんが、めっちゃ急斜面です!
梅田さーーーーーん。局ちょーーーーーう。待ってくださーーーい。(;´Д`A ```(心の叫び)
そんなこんなでなんとか目的の頂上付近に到着===!
頂上付近の木々の間から池田の町並み(水海方面かな?)が一望できます。
そして、噂に聞いていた「小杉」も拝めました!
「大杉」ほどではないですが、普通の杉に比べたらそりゃもう立派なもんですわ、という杉が頂上付近に2本、立っています。
長らく枝打ちされておらず、杉って本来はこんなに枝が付く木なんだ!と気づかされるワイルドなお姿でした。
大杉から小杉までは30分程ですが、道らしい道や道しるべもなく「とにかく上へ、上へ」という感じで登っていきました。
慣れていない私にはきつく危険な獣道でした。
遭難することは滅多にないと思いますが、怪我の危険性は高いです。
悪路に慣れてる方、体力に自信のある方のみ、装備をきちんとして、できれば1人でなく複数で、チャレンジしてみてください。
★調査を終えた雑感★
今回のハイキングでは、倒木や枯れ木が道中あちこちにあることが気になりました。
木が財産であった昔はきちんと間伐もして、除伐された木は薪などにも利用されていたのでしょうが、ここ数十年で生活が変わり、木の需要は減り、荒れた人工林が増えてしまいました。
もちろん昔の生活に戻ることはできませんが、池田町には木の活用をもっと進めようと活動している方々もいっぱいいます。
その辺りのお話はまた別のブログでご紹介できればと思います!