寒い日が続きますが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今週の福井は雪が降ったり止んだりと北陸らしいお天気が続いています。
さてそんな今日は12月13日に開催された
「池田町から考えるLGBTQ トランスジェンダーってどんな人?」について書いていこうと思います。
師走の忙しい時期にも関わらず、本当に多くの方がご参加くださいました。
今回はSOGI「性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)」について一緒に学びました。
その後、福井在住のトランスジェンダー
生まれたときの身体の性は「女性」 / 性自認(自分の性を自分がどう認識しているか)は「男性」の
そうた君をゲストに迎えての座談会を行いました。
●自分の性別に違和感をもったときのこと
●家族へのカミングアウト
●ホルモン治療や性別適合手術のこと
●結婚について
彼自身が経験したことを、自分の言葉で丁寧に、そして熱く語ってくれました。
ゲイである僕は、黒いランドセルを背負うことに違和感は全くありませんでした。
トランスジェンダーである彼は、赤いランドセルを背負うことに違和感を持ちました。
ゲイである僕は、ズボンを穿くことに違和感は全くありませんでした。
トランスジェンダーである彼は、スカートを穿くことに違和感を持ちました。
ゲイである僕は、男子トイレを使うことに違和感は全くありませんでした。
トランスジェンダーである彼は、女子トイレを使うことに違和感を持ちました。
知らなくても、生きていける社会はあります。
自分には「関係ない」と線引きしてしまえば、見なくても考えなくてもいいことはいくらでもあります。
でも知るたびに思うことがあります。
それは「今まで知らず識らずのうちに、自分が発した言葉で誰かを傷つけてしまっていたのではないか?」ということです。
今回、地元の高校生が取材も兼ねて参加してくれました。
「なぜLGBTQについて取材しようと思ったの?」
そう尋ねた僕に、彼は言いました。
「自分の好きなアニメの話をしたとき、友達に笑われました。自分の【好き】が笑われることを知って、それから自分の好きなものを堂々と言えなくなりました。」
今年初め、高校の同窓会で智ちゃんに久しぶりに再会して、6月に十年以上ぶりに池田町に来ました。
失礼ながら、当時の僕は「池田町って何があるのかわからない」という印象をもっていました。
コムニタのみかさんに出会い、今まで見たこともないくらい沢山のホタルを見せてくれました。
コテコテのマルシェで貴子ちゃんと出会い、毎回打ち合わせのたびに作ってくれる、今まで食べたことのない美味しいご飯が楽しみでした。
TPAのやすさんに出会い、池田町で初めてのLGBTQ勉強会を開催しました。
みんな池田町が大好きだから、地元の方たちにもLGBTQについて知ってほしいという想いから「なろっさ!ALLY」は誕生しました。
山田さん、徳さん、ひーちゃん、弘紀さん、龍司くん…
半年前は誰も知りませんでした。
池田町には、美味しいご飯があります。
池田町には、美しい自然があります。
池田町には、古くから伝わる伝統芸能や文化があります。
池田町には、素敵なひとがたくさん暮らしています。
この半年間、様々な出会いを通して池田町をいっぱい知ることが出来ました。
知ることって、人生が豊かになることなんだなぁって教えてもらいました。
かずえちゃん