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怪しい(?)探検隊、魚見(うおみ)の鉱山跡を行く!

魚見のおんちゃんたち

池田町に勤めるようになって丸3年、

まだまだ知らないこといっぱいの観光協会スタッフnoburinです。

 

その昔、明治~昭和の終戦頃まで、

池田町内の山々では「金」や「亜鉛」など採掘していたそうで、

町史「くらしを訪ねて池田の里」(昭和63年発行)にもそのことは記されています。

 時がたち、池田の人々の記憶からも消え去りそうな今、

魚見のおんちゃんたちの間で、

「今、鉱山跡がどうなってるんか見に行こっさ~」という話が盛り上がり、

その勢いのまま、「亜鉛」を採掘していたという「大藤山」に登ってみることに決定。

そしてその調査に、観光協会も同行させて頂くことになりました!

赤マル部分が大藤山の亜鉛採掘跡
赤マル部分が大藤山の亜鉛採掘跡

観光協会に声をかけてくれたのは、魚見生まれ・魚見育ちの内藤幸雄さん。

昭和29年生まれの幸雄さんが生まれた頃にはすでに廃坑になってましたが、

小学生のころ、同級生たちと一緒に「大藤山」に登った記憶があるそうです。

その時一緒に登った同級生たちも、今回の調査に参加!

60年ぶりの登山・・・どうなるのでしょうか?!(ドキドキ・・・(( 〃゚艸゚))

写真左端が内藤幸雄さん。鉱山跡が観光資源になれば・・・という思いもあり、観光協会に声をかけてくれました
写真左端が内藤幸雄さん。鉱山跡が観光資源になれば・・・という思いもあり、観光協会に声をかけてくれました😊
Let's大藤山。スタンドバイミーみたい(笑)
Let's大藤山。スタンドバイミーみたい(笑)

登り口から採掘跡までの案内人は、昭和14年生まれ、今年で82歳になるアキラさん!

他のメンバーのひと回り以上年上ですが、

元猟師で、池田のあらゆる山を熟知していて、獣道しかないような山も案内できちゃう達人です!

その辺に落ちてた枝を削って、即席で杖を作ったアキラさん
その辺に落ちてた枝を削って、即席で杖を作ったアキラさん
「鹿はこんな風に杉の皮を食べるんや」という話もしれくれました
「鹿はこんな風に杉の皮を食べるんや」という話もしれくれました

大藤山の採掘跡までは、いったん山を上って、横手にちょっと下り、川を渡り、さらにまた登る、という私にとっては複雑怪奇なルート😵

以下、道中の写真をごらんください!

写真では分かりづらいですが結構な急斜面です==😅
写真では分かりづらいですが結構な急斜面です==😅
時おり休憩。まるで遠足のようですね(笑)
時おり休憩。まるで遠足のようですね(笑)
いったん尾根を降りて、川をこえ・・・
いったん尾根を降りて、川をこえ・・・
笹や木の枝をかき分けかき分け
笹や木の枝をかき分けかき分け
障害物を根気よく越えながら、さらに上へ
障害物を根気よく越えながら、さらに上へ

そして!

ついに!!

採掘跡に到着~~!!!

写真では分かりづらいですが、右手に冠山の山頂部分、左手奥に部子山が見えました
写真では分かりづらいですが、右手に冠山の山頂部分、左手奥に部子山が見えました
採掘時に流したと思われる土砂には不思議と草木が生えていません
採掘時に流したと思われる土砂には不思議と草木が生えていません

さて、一番の調査目的だった採掘跡は、すでに埋まってしまったのか、間歩らしき穴は見当たりませんでした。

草や木、枯葉に覆いつくされていた採掘跡
草や木、枯葉に覆いつくされていた採掘跡

ちっちゃな穴(小熊ぐらいなら入れそう)を発見しましたが、

偶然できた穴なのか、何かに使っていたのかは謎のまま。

中を覗いてみましたが、枯葉しかありませんでした
中を覗いてみましたが、枯葉しかありませんでした

今回の調査では謎は解明されませんでしたが、

大藤山にはまだ調査すべき場所があるらしく、後日、また調べに山に入るそうです。

新しい事実が分かりましたら、またお伝えしたいと思います!

また、魚見探検隊の調査に加わりたい!という方は取りつぎますので、観光協会までご連絡ください(^^)/

登頂記念にハイポーズ(^_^)v
登頂記念にハイポーズ(^_^)v
60年前の姿がオーバーラップ・・・
60年前の姿がオーバーラップ・・・(笑) ※想像です