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山の達人と一緒に山菜採りに行ってきました!

いけだの畑は直売所受付

お久しぶりです、観光協会noburinです。

先日、もう一人の観光協会メンバー(kiyomy)と一緒に、念願の山菜取りに行ってきました!

 

先導いただいたのは、知る人ぞ知る「長谷川のおばちゃん」(御年82才)。

ちっちゃい頃から池田のあちこちの山で山菜を採ってきた達人です。

 

事前に言われていた服装と持ち物(長袖、長ズボン、長靴、軍手、カマ)を身に着け、バッチリ決まったぜ!と思っていたら・・・

 

「あんた、山菜とったら何に入れるん?!」

 

び、、、ビニール袋じゃだめですか?

 

「両手が空くもんでないといかん」ということで、腰袋を貸していただきました^^;

(↓おばちゃんお手製の腰袋の数々。使い込まれた感がステキ)

そして車に乗り込み、いざ、山へ。

車を運転しながらも、眼光するどく、山肌をチロチロ見つめるおばちゃん
車を運転しながらも、眼光するどく、山肌をチロチロ見つめるおばちゃん

そして突如、

「ゼンマイや!」と車を停車。

 

え💦 ど、どこですか~?!

 

急いで車を降りて、おばちゃんの指す方向に走り、ゼンマイをポキポキと手折るkiyomy。

ぜんまい見っけ~~
ぜんまい見っけ~~

「ほれ、そこ!あ、左の方もある!」

「固いのは男ゼンマイやで採ったらいかんで」

とおばちゃんの指示が飛びます(笑)。

頭を触って固いのは男ゼンマイ(おばちゃんは見ただけで大体分かるみたい)。 食べられないことはないけれど、固くて不味いらしい・・・。
頭を触って固いのは男ゼンマイ(おばちゃんは見ただけで大体分かるみたい)。 食べられないことはないけれど、固くて不味いらしい・・・。

さらに、奥へ進むと、今日の本命である「こごみ」の群生が・・・

ふさふさと茂っているのがこごみ
ふさふさと茂っているのがこごみ

「あかん。タケてるわ」

 

大きくなり過ぎた山菜を池田では「タケてる」と言うようです。

「長けてる」なのか「茸てる」なのか「猛てる」なのか分かりませんが、絶妙にしっくりくる言い方です。

 

「一週間遅かったなぁ」と言いながら、おばちゃんは奥へ進んでいきます。

後に続く私たち・・・。

おばちゃんに続く
おばちゃんの千里眼でウドを発見♪ 喜ぶkiyomy
おばちゃんの千里眼でウドを発見♪ 喜ぶkiyomy

スイッチの入ったおばちゃんは止められない!

どんどん進むよ~。

若い頃はもっと急な山も入っていたというおばちゃん。今もすごいんですけど~
若い頃はもっと急な山も入っていたというおばちゃん。今もすごいんですけど~

山をちょっと上ったら、タケてないこごみもありました(^_^)v

おばちゃんの山菜センサー恐るべし!

こごみは、福井県に来て初めて知った山菜。(池田町では「こごめ」とも言います)  アクが少なく、茹でてすぐ食べられるから、料理下手な私にはありがたい山菜
こごみは、福井県に来て初めて知った山菜。(池田町では「こごめ」とも言います) アクが少なく、茹でてすぐ食べられるから、料理下手な私にはありがたい山菜

まだまだ進むよ~。

おばちゃんの後にえっちらおっちらと続く私たち
おばちゃんの後にえっちらおっちらと続く私たち
ゼンマイもさらに収穫!
ゼンマイもさらに収穫!
帰り道にはタラの芽も収穫しました~
帰り道にはタラの芽も収穫しました~

ということで、本日の収穫~~(パフパフ)。

右から、ゼンマイ、こごみ、わらび、ウド、コシアブラ、タラの芽
右から、ゼンマイ、こごみ、わらび、ウド、コシアブラ、タラの芽

この日採った山菜は、翌日、料理上手な親戚と一緒に調理して、みんなで美味しく頂きました。

親戚からは「池田の山菜は太くて味がしっかりして美味いな~」と言われて鼻高々でしたよ、ワタクシ(いや、自分が褒められたわけではないけど)。

最後におばちゃんの名言。

「山に行ったら、何でもある」

長谷川のおばちゃん

(余談)

おばちゃんは池田町生まれで、ちっちゃい頃は貧しくて、食べ物を採りに山にしょっちゅう入っていたんだそうです。

年頃になったら、池田町内の異なる集落に嫁いで行ったのですが、やっぱり変わらず山に入って、山菜やきのこを採ってたんだそう。

思い通りにならないことや辛いこともあったけど、山はいつも友達で、おばちゃんの人生を支えてくれてたんだろうな・・・と感じました。

昔ほど山奥には入らなくなったと言うけれど、今でもおばちゃんに山の案内を頼む町民が引きも切りません。

私も、できたら来年もご一緒したい、と思ってます(*^^*)