この町へと辿り着くまで

こんにちは＾＾池田町在住りさぽです☆

このブログを書かせてもらうようになって３ヶ月。

今回は私のこと書いてみようと思います。遅ばせながら・・・

私りさぽが池田町に移住してきたのは、2015年の3月末。

池田歴は8年目に入りました＾＾はや～い！

それまで神奈川県で暮らしてきましたが、母の実家が福島で、毎年お盆とお正月に帰省するのが、子供の頃のなによりの楽しみでした。

思えば地方に対する愛は、その時からすでに始まっていたのかもしれません（笑）

大学では国際協力を学び、途上国支援のために青年海外協力隊も考えました。しかし、世界規模での環境問題や日本の食料自給率の低さなど様々な問題を知っていくうちに、直接現地へ行って支援活動するよりも、もっと先にするべきことがあるんじゃないか？と思うようになりました。その中で、自分なりに考えた結果、環境に配慮しながら食べ物を作り出す『有機農業』という選択にひとまず行き着きました。

そこで、大学3年生を終えてから1年間休学し、スイスへ渡航することに。農業研修生として、とある有機酪農家の下に住み込み、1年間過ごしました＾＾

その農場での暮らしが、本当にすごかった。まさに循環利用型の自然と人間が共に生きる生活。私にとっては理想を絵に描いたような生活スタイル、いや、生き方で。それらを一から築き上げた農場主とその奥さん。彼らの情熱と行動力と意識の高さから、本当に多くのことを学び、また色んな意味で（笑）鍛えられました。

そこでは乳牛の世話をする仕事の他に、鶏、果樹、野菜などもありました。そして、食事の準備や掃除などの家政業務も。お菓子、パン、ジャムなどを作り、マルシェ出店で販売したりもしました＾＾本当に幅広く色々なことを経験させてもらいました。

1年間の研修が終わり、帰国して、復学して大学4年生。就職は安泰と言われていたのに、リーマンショックで一変、超氷河期になりました。その中で就職活動をしながら、卒論も同時並行で。スイスでの余韻に浸る暇もなく、慌ただしい日々を過ごしていました。

都会で生きていく気はその頃からなかったのですが、せっかく新卒を残しておいたんだし、経験としてとりあえず会社員をしてみようと思い、都会での就職を選択。しかし、就職説明会の予約すらとれず、エントリーシートを提出すらできない・・・そんなことが多々ありながらも、なんとか内定をもらい丸の内や銀座で働きました。毎日、満員電車に揺られ、疲弊した人たちとせめぎ合いながら・・・

そして、「もう経験は充分」と2年で退職（笑）最初から分かっていたけど、やっぱりだったなーと（違ったなと）身をもって体感したのでした。そこから、本当に自分がやりたいことは何なのか？自分らしく生きていくにはどうすればいいか？と考え始め、地方移住を決意！スイス研修時の仲間が住む地へ訪れたり、知り合いに移住した人を紹介してもらい、会いに行ったりしました。

しかし、なかなかピンとこないな～と思いながら過ごしてく中、ある日見ていた農家の求人サイトで、なんとなく何かを感じるところを見付けました。「きっとここにはなにかある」私の第6感がそう言い、その感覚に従って連絡を取って訪れたのが、福井県越前市の武生でした。

福井の正確な場所すら分かないまま（もちろん武生の読み方も分からない）とりあえず、その農家さんのもとへ。そして、その農家さんへ私（たち）の考えや想いを話すと、「こっちの方が合いそう」と提案してくれたのが、池田町。

それから、県の職員さんに紹介してくださり、バトンタッチ。今度はその職員さんが「明日の10時に武生駅に来たら、車で池田町まで連れて行ってあげるよ」と・・・どんどん周りが動いてくださり、事が運んでいきました。

池田町に着くや否やビビっとくるものが！！！

これまでには感じたことのない感覚。これは間違いない。「きっとここだ」と、またしても私の第6感が働く。そして一緒に来ていた婚約者（現夫）に「ここどう思う？」と聞くと「俺もここ良いと思う」と返ってきました。2人でそろって「いい」と思える所はきっとそうそうない。そう強く感じ、これまで縁もゆかりもなにもかなった土地へとやってきたのでした。

初めて池田を訪れたのは2月の初め。そして、3月末にはお引越し＾＾4月からは夫の仕事はスタート！めちゃくちゃ凝縮されました（笑）

そんなこんなで、縁とタイミングに導かれた池田町へと辿り着き、暮らし始めて8年目。今では子供も3人になり、空き家だった古民家を譲り受け、毎日楽しく田舎暮らしをしています＾＾

なんだか駆け足な説明になってしまいましたが、こんな感じが経緯です。

今後は、スイスなどでの体験等も交えながら、書いていけたらなと思っています＾＾

ではまた～☆