プチ生産者になってみて

どーも！この間、こっぽい屋に野菜を＼初出荷／したりさぽです＾＾

ドキドキしながら選別した野菜を袋に詰め、袋とじし、シールを貼って、送り出しました。

「大丈夫かな～？」と少し弱気になりながら（笑）

すると、以前どこかで誰かに聞いた、とある話をふと思い出しました。この（ゆうきげんき正直農業）制度が始まるか始まらないかの頃のお話。

池田町の畑の達人おばちゃん達に「作ってる野菜を売ってみないか？」と声をかけると、みんなが「こんな野菜は絶対売れない。」と言って嫌がったそう。

プロでもなければ売る前提で作ってもない。自分で食べたり、周りに配るくらいならともかく、これを人様に売ってお金をもらうなんて「とんでもない」といったところでしょうか。

そんな中、「とりあえずでいい。試しに1回だけ」とお願いして売ってみたところ、見事に売れた。驚きつつも嬉しく思ったおばちゃん達は、そこから自分たちで育てた作物をこっぽい屋に出すようになった。そして、そのおばちゃん達がこの制度をずっと支えてきた。

今まで私はその物語を聞いた、いち聞き手として「そうなんだ～」と気楽に思っていたけれど、今はもうその当事者のひとりとなったわけで（笑）まるで他人事ではなくなった。

野菜を収穫してみて、採るまでは「きれいだ」と思っていたものが、よく見てみるとちょっと傷付いていたりする。色付きにムラがあるものもあったり・・・

「こういう事か」と思った。

これまでは、とりあえず出来ればいい。なんとなくの成果物でも。ただの自己満足であっても。出来るか出来ないか、食べれるか食べれないかの単純な二択だけだった。

だけど、生産者として、売り手として、お金をいただく立場として考えてみると・・・

「これにはお金がもらえる価値があるのか」

お客さんはこの野菜を見て、どう思うだろうか？「買いたい」と思ってくれるだろうか？などなど。おばちゃん達もきっと、当初はこんな気持ちだったんじゃないかなぁと。

そんなことを頭で思いながら、商品作りを完成させ、集荷場へと持っていく。考え過ぎるともう出せなくなっちゃうから、もうそこは無心で（笑）

初めての出荷はミニトマト2袋、ズッキーニ3本。

選別も値段決めもすべて自分で。線引きラインが分からず、とっても緊張した。けれど、まずは出してみないと手応えもお客さんからの反応も分からないので。

とりあえず、自分なりの無難なラインで出してみることに＾＾

するとすると・・・

お昼過ぎにメールが！届いたのは、売上速報～～～。

売・れ・て・る　！　！　！　！　！　！

売れてる！！！！！（2回目）

トマト2袋とズッキーニ2袋が買ってもらえた～～～

バンザーーーーイ＼(^^)／

嬉しい！！！！めちゃくちゃ嬉しい！！！！！

だけど、同時にちょっと信じられない気持ちも出てくる（笑）

そして、なによりこのメールで来るシステムの＼画期的／なこと！！

本当にすごいと思うんです。福井県一の過疎の町で、福井県一先駆的なシステムを導入してるんじゃないかって、本気で思うんです。

おばちゃん達もこの「売上速報メール」を楽しみにしているとか＾＾

以前、農業公社で一緒にパートしていた70代のおばちゃんも「あ、○○売れたわ～。ちょっと強気の値段付けてみたんやけど、売れたわ。良かった～。」と嬉しそうに話してくれたことが、今までにも何回かあった。

あの嬉しそうな笑顔＾＾

きっと色んなおばちゃん達の生き甲斐になっているんだろうなあと。そして、無農薬で作られた野菜を手にしたお客さんたちもきっと喜んでくれている。

こっぽい屋には、その価値を分かって買いに来てくれている人たちが、お客さんとしてやって来てくれている。そう店長さんが話していたのも思い出した。

素敵な循環だなあと心底思う。そして、この素敵な循環をしっかり続けて繋げていきたいなあとも。

そんなことをヒヨッコながらに・・・ね（笑）

まだまだ畑も始めたばかりですが、楽しみながら頑張っていきたい＾＾

いろいろと試行錯誤しながら、自分のペースで。

そして、はじかれてしまった野菜たちもご心配なく◎

ミニトマトはわんぱく団たちのおやつになり、その他は我が家の食卓にて美味しくいただいております＾＾自給率ちょっとだけUP～☆

そしてそして、夕方のメールで残りのズッキーニも売れたとの連絡が！まさかの完売。嬉しい～。少し自信がついた。なんとなくの感覚も掴めた＾＾

8月はせっせと出荷していこうと思いますので、よろしければこっぽい屋を覗いてみてください。私の野菜たちは数量限定すぎて見つからないかもですが・・・（笑）

では、また～＾＾