先週、梅仕事を終えました。まりこです。
梅がよくとれるこの季節は、梅干し、梅シロップなどを仕込む梅仕事の時期。
少量なら、楽しいでしょう。きっと。
が、しかし・・・。
今年はなぜか15キロくらいゲットしてしまったのです。
喜ばしいことなのだが、顔は真顔。
青い梅は、日にちが経つと完熟梅(黄色っぽい)になります。
そして完熟梅は放置するとじゅくじゅくになってしまいます。
人間都合で、どんなにタスクや予定があっても、
自然界の時間は、容赦なく進んでいく。
「待って〜〜〜〜〜!」と叫んでもいられないので、寝る時間を削って梅仕事をしました。
世間一般的には、これを豊かな生活と呼ぶのでしょう。きっと。
が、やってる当人からするとドM修行です。マジで。
ドM修行を自ら行うのは、冬があるから。
自然から食べ物を得ることがなく、生活スピードが一気にゆったりする冬があるから。
今、やろうと思える。
今回は、そんな梅仕事レシピの共有です。
他のおうちでどんな梅仕事をしたのか?って覗くの楽しいよね。
まずは、王道「梅シロップ」
どどーん!
梅シロップ4種、スパイス梅シロップ3種を仕込みました。合計6kgくらい。
梅シロップの作り方はいたって簡単。
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○用意するもの
・糖(氷砂糖、上白糖、きび砂糖など)
・青い梅
○手順
1. 梅のおしりにある枝の先っちょみたいなやつを取る。(写真なくてごめんなさい笑)
2. 梅を洗って、水気が残らないようにしっかり拭く。
3. シロップにしたい梅の重さを測る。
4. 3の1.1倍の糖を用意する。
5. 消毒した瓶に、梅と糖をミルフィーユ状に詰める。
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サイトによっては、糖を梅と同じ重さ(1倍)にするレシピもありますが
池田ではなぜか、1.1倍をよく聞きます。
池田流梅仕事(というかシロップ系全部)の砂糖は1.1倍なのだ!!!
シロップにする場合は、冷凍した梅を使うといいとも聞いたことがあります。
ので、今年は実験するためにいろいろ仕込みました!
冷凍した梅、してない梅の両方を使ったり、
氷砂糖のみ、上白糖のみ、きび砂糖のみなど!
美味しさはどう違うのか?何が梅に合っているのか?
自然の恵みを最大限に活かせる手になれるよう、訓練中であります。
あと、初の試みでスパイス梅シロップも!
シナモン、クローブ、カルダモン、コショウ、生姜、唐辛子など・・・。
分量や材料を変えて3種類作り、どのスパイスが1番美味しいか実験中!
梅シロップは
炭酸や水と割って梅ジュースにしたり。
かき氷にかけるシロップとして使ったり。
ゼラチンと混ぜてゼリーにしたり。
加工方法はいろいろ!他にもあるかしら〜?教えてください!
続いて、白米のお供「梅干し」
映えない写真じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜。
ちなみに郊外っ子なアチキ、梅と言えば梅干ししか知らなくて
梅って赤っぽいんだろうと思ってました。
ところがどっこい、実際は緑だったり、黄色だったり、芳醇な香りがしたり。
梅干しが赤っぽいのは、赤しそで色をつけてるからだというのも、去年初めて知りました!
食の生まれる源流を知らないっていうのは、池田町では起こりにくいけど、都市郊外だとザラにあるのが現状だと思います。
話が逸れました。
梅干しも、3種類漬けたのです!
・THE王道な塩18%。
・はちみつ10%、塩18%のはちみつ梅干し
・さしすうめ
「さしすうめ」、もしかしたら聞いたことがない方も多いかもしれません。
名前の通り、さ(砂糖)、し(塩)、す(酢)に漬ける梅干しです。
「絶対失敗しない!」「カビが生えない!」という売り文句でレシピが転がっています。
さしすうめの作り方も超簡単!
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○用意するもの
・黄色い梅(熟してるもの) 1kg
・砂糖 300g
・塩 100g
・お酢 800ml
○手順
1. 梅のおしりにある枝の先っちょみたいなやつを取る。
2. 梅を洗って、水気が残らないようにしっかり拭く。
3. ジップロックに梅を入れ、砂糖と塩を入れる。
4. 3にお酢を投入する。
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さしすうめのレシピを複数見ましたが、上記の分量以外を見たことがないです!
ので、この分量が王道なのだと思われます。
まだ食べてないですが、どんな味か楽しみです〜〜〜!
お酢が多いので、お酢を投入する時に「え...ほんとに...?こんなに...?」とひるまないことがポイントです。笑
余談ですが、
梅干しするのに「食塩」を使ったんだと池田町のおっちゃんに話すと
「あかんで!本物の塩を使いなさい」と叱られました。
食塩が本物の塩でないことさえ知らない、物知らずなアチキ。
やっぱ町として環境に力を入れてきた池田町に住む人って本物やな〜〜〜と痛感する最近です。
熟しすぎた梅も使える!「梅ジャム」
忙しくて、梅仕事に手が回らず、梅がぽたぽたになってしまった・・・。
あるあるではないでしょうか。
そんな梅は捨てずに、梅ジャムに変身させることができます!
梅ジャムはやや手間がかかりますが、めっちゃ美味しいです。
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○用意するもの
・完熟梅
・砂糖
○手順
1. 梅のおしりにある枝の先っちょみたいなやつを取る。
2. 梅を洗って、鍋で5-10分煮る。(アク抜き)
3. 煮た梅を一晩水にさらして置く。(アク抜き)
4. 3の梅を手でつぶして種を取り除く。
5. 鍋に3の梅(種を取り除いたもの)を入れ、梅の重さの70%の砂糖を入れて火に欠ける。
6. こげつかないように底をかきまぜながら、とろとろになったら火を止める。
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梅は酸味が強いので、ジャムにしては多めの70%くらいの砂糖でつくります。
ジャムはパンに塗ったり、ヨーグルトと食べても美味しいです。
個人的に、超オススメしたいのが、梅ジャム味噌!!!
梅ジャムと味噌を、4:1で混ぜます。
もーーーーーーーーーーーーなんにでも合う!
きゅうりをつけて食べてもよし、グリルしたお肉につけてもよし。
ぜひ試してみてください!
まりこ
(本名 川上真理子)
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大都市で24年間をTO DO(したいこと)ファーストで
生きてきて、大学3年の時に自分の在り方の大切さ
に気づく。
ご縁がありたまたま出会った池田町での
素朴で等身大な人や自然に惹き付けられ
大学院卒業後、新卒無職で池田に移住。居候ちう。
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現在の活動はこちら👇
●池田町見習い人(めざせ何でも屋)
●一般社団法人の立ち上げ手伝い
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好きな食べ物)ちんころいも※池田町限定
現在、畑仕事や古民家改修により筋肉強化中。